金勝アルプス
2011.01.22
白州正子さんに憧れて。
滋賀県草津の金勝アルプスにある鶏冠山と磨崖仏を歩いてきました。
歩行時間5時間。
沢沿いの道は飛び石をわたりつつ、日陰にはたくさん雪が残っていて、凍った道を滑りかけたり、花崗岩の大きな岩の間を歩いたり、白い岩の上をロープをつたって歩いたり、広葉樹の雑木林の落ち葉のふかふかの道だったり、なだらかな尾根だったり、よじ登るような急斜面だったり、標高500メートルもない低い所だったけど、琵琶湖を一望して、岩がゴツゴツ顔を出す山々を望みつつ、とっても変化にとんだコースで大満喫でした。大当たり!!
神々しくいらっしゃると思ってた磨崖仏さんは、なんともひっそり見落としそうなくらい、素朴で大きな仏様でした。
季節が良くなって緑が生い茂ったらまた景色が変わって楽しめそうです。
一緒に行った千尋さん。去年の3月の個展でお世話になったギャラリーカーサデバナーノ(以下バナナ)の店主さんで、実はカメラマン兼デザイナーさんとしてご活躍中。眞水のDMのデザイン今年もお願いする予定です。
ちひろさんと近況報告、今年の予定、個人で仕事をする心持ちとか苦労話とか、いろんな事を話しながら歩いてました。器用に振る舞えなくても精一杯、あたったかい気持ちをもちつつ、誠意をもってやってらっしゃる様子がとっても気持いいし共感できる事がたくさん。
元々知り合いって訳ではなかったけど、バナナでの展示を思い切ってお願いして千尋さんと知り合えてよかったなー。
話しながら改めて気づいた事。
何かを、小さな事でもちゃんと動き出したら、自然といい渦ができていって、違う方向の事も巻き込まれていって相乗効果で別の事もいい方向に動き出すときがある。そうして今までやってこれたんじゃないかなーと。
ただ、ラッキーとか偶然とか勘がいいとか思うけど、実はそうゆう事の積み重ねで、ちゃんと自分で引き寄せる事ができていたらいいなー。
だからといって、どこかで相乗効果を狙って動いててもそこはのっかってこなくて、不意にグイッと渦の中に引き込まれてきたり、気がついたら渦ができてたりするような。
そんなふうにある為にも、時々、ごまかしたり、自己中になってたり、無意識に見てみぬ振りしたりして、誠意のない事をしてしまったりしてるんだけど、ほんとちゃんと丁寧に生きていきたいです。
不安定だし、先も見えなかったりだけど、それをやり過ごせる適当さというか、ゆるさも才能かと。笑
とりあえず、地味にでも、今できる事を一つづつちゃんとやっていこうと改めて思うのでした。
『誠意と丁寧さ』去年からずっと言ってるんだけど。。。今年もだな。