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お知らせ

ドキュメンタリー映画

2008.02.23

8e94d762.jpgここ3日ほど、天気がよく過ごしやすい日が続いてて、今日なんか昼間は陽気で春の匂いがしました。夜は高くなったお月様がとてもきれい。

先日手づくり市で買った黒大豆を煎って玄米豆ご飯作りました。最近家ご飯が多くて楽しい♪

先週からドキュメンタリー映画を立て続けに数本見ました。
どれもハズレなし。興味深い内容でした。

『TAIZO』http://www.teamokuyama.com/taizo/
映画「地雷を踏んだらさようなら」のモデルにもなったカンボジアで亡くなったカメラマン一ノ瀬泰造さん。彼の写真と、残ったフィルムで写真を焼き続ける母の語り。どうしてあんな激しい戦乱の中にあえて身を投げていけるのかなぁ。そんな彼を見守り、亡くなった後も彼を誇るお母さんはとても強く優しげでした。
私も7年前にアンコールワットが見たくてカンボジアを旅したのですが、こんなに情熱的で激しい思いでその地を訪れた人がいたなんて。しかも彼がもし生きてたら自分の親くらいの年だったのもびっくりでした。

『≒船越桂』http://www.bbb-inc.co.jp/funakoshi/
クスノキを素材とした木彫の半身像に大理石の眼。優しい雰囲気なんだけど妙なリアルさがあって、色の質感とか日本画ぽくもあるなぁ。そんな作品から受ける印象から、もっとストイックで無口な人を想像してたんですが、それとはすこし違った彫刻家船越桂さん。今は東京芸大の教授もしてるらしいです。『外からの刺激からでなく、自分が作る物の中にあるあたらし発見』作品を作り続けていくってそうゆう事なんだなぁ。最後はスケボーで走り去っていくお茶目なおじさんでした。

『≒会田誠』http://www.bbb-inc.co.jp/aida/
すごいだらしなくてゆるい。めちゃ絵がうまくて、きっと頭もいいんだろうな。皮肉たっぷりなんだけど無邪気で。終始ナチュラルで、掟なしな人でした。現代美術ってこんななんだな~。あんなに描けるのに、ネタが出た時点で誰かに描いてほしいと言いきるなんて。なんだか好きになりました。

『≒天明屋尚』http://www.bbb-inc.co.jp/tenmyouya/
会田誠さんとはまったく違うノリで、そのギャップも面白かったです。日本画やってる人達がよく言う『日本画とはなんぞや』みたいな所を彼独自の解釈で作品が作られていることをしりました。精神を継承すると言うなら、画材も古来の物をつかいたくはならないのかなぁと疑問にも思ったけど、それにこだわらないのもありなんだなぁ。『費やした時間に比例する作品のクオリティー』

『いのちの食べ方』http://www.espace-sarou.co.jp/inochi/
大量飼育され大きなベルトコンベアーで逆さ吊りのされていく食肉(牛、豚、鶏)、アニメにでてくる戦闘機が羽を広げるみたいに散布される農薬や、大きなワックスのプールを流れるリンゴとか。目をそらしたくなるような怖い場面や気持ち悪い場面。でも目をそらさないで見ました。そうやって食肉として育てられた牛や豚にも命があって、そこで働く人たちにも現実があって。これを見て肉を食べないとか、無農薬の野菜しか食べないとかじゃなくて、知って、選んで、食べて生きるからにはちゃんと感謝して食べようと思いました。

「ドキュメンタリー映画」への2件のフィードバック

  1. ドキュメンタリーといえば、
    もうすぐ京都シネマで公開になる
    『アニー・リーボヴィッツ』もよさげよ。
    ハリウッドの俳優たち100人が証言する
    女流写真家のドキュメンタリー作品。
    あと、実話を基にした
    『潜水服は蝶の夢を見る』は観てほしいかな。
    自分を表現するということの
    ギリギリのラインを突きつけられるから。

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