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お知らせ

曾我蕭白

2005.05.11

a7038f91.jpg京都国立博物館にいってきました。前券買ってたのに行き損ねるとこだったわ。
一時間くらいであっさり見れると思ったら。なめたらあきまへん。3時間みっちり見てしまいました。
独特のタッチで、普通想像する水墨画のようにあっさり美しいものではない。結構ドクドクしい絵もあって。なんだろなぁ、苦手な感じかもとおもってたんだけどとっても楽しくみれました。すごいいろんな絵があるから見てて飽きてこないしすごい。
おめでたい題材なのに不吉な雰囲気の絵、強い武将で勇敢に描かれる人物が弱そうに描いてあったり、偉人がにやけた顔だったり魚が釣れないからってふてくされた顔で描かれてたり。メインで描かれるべき題材の人物が山水画の中でめっちゃ小さく描かれてたり。飲んだ勢いで手に墨をつけて即興で描かれた絵もあったり。ほんま思わず突っ込みたくなるような絵がたくさんでした。笑
音声ガイドを借りて聞いてたんだけど、そのコメントがまた面白い。とにかく曾我蕭白がアバンギャルドでエキセントリックな絵師であったことを言いたいみたいで、結構言いたい放題の解説。絵に隠された画家の皮肉っぷりといい、破天荒とか、べらぼうな絵であるとか言い過ぎやろと突っ込みたくなります。『そこまでやっていいんかい』的な事を解説の人が吹き出しながら言うてました。それを聞きながら絵を見てニンマリ。
そうそう、音声ガイドおすすめです。大きな展覧会に行くと作品数も多いので見るだけで結構疲れる。それで解説まで読んでたらもう最後までもたない。そこで音声ガイド借りてたら解説は読まなくてすむし、描いてる以外のエピソードも聞けたり。なかなか便利です。

たのしい展覧会でした。

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