手描染 眞水

まみず日々のあわぁ

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秋新作

2008.08.28

IMG_0003オレンジになってはじけたゴーヤがかわいい。

なんだか気分グダグダしてて、筆も気持ち良く進まないので気分転換に久々植物園へ。
夏の盛りもすぎ、曇り空の植物園はなんだかひっそり。鬱蒼と生い茂る緑の中にも少し秋の気配。湿度は高く、ぬるい空気に何故かインドのあのムワっとした匂いを思い出す。

IMG_0018入ってすぐにお目当ての鶏頭をすこしスケッチ。この花、大学一回生の時の植物デッサンの課題で、受験時代に関東系の大学めざしてたデッサンバリバリのクラスメイトの中、現役入学ヘタウマ系の私は全然描けなくて、がっつりへこたれた記憶。『私は絵を描かなくても生きていけるんじゃないか』なんてたいそうな悩みを抱えつつ、教室の外ですねてメソメソしてたら隣の教室の4回生のお兄さんが慰めてくれました。そりゃ岡本太郎やピカソや天才じゃないんだから描かなきゃ死ぬーなんてわけないっしょー。なんてだいそれた悩みを抱えていたのか。
そんな鶏頭も今は素直に描けるようになってました。

IMG_0012蓮の葉が光に透けてとても綺麗。昨日友人宅でモデルのシホさんの本を見せてもらったのだけど、あの健康的な女性の体の美しいラインのように、気持ちのいい綺麗さだなー。

午後、アトリエに帰って作業開始。早速鶏頭をTシャツに描こうと試作を始めてみると、ちらっと見かけただけでスケッチもしてない葉鶏頭にしたくなって、出来上がりました。

風待花展でオーダーいただいてた暖簾も完成♪
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映画ひめゆり

2008.08.19

7月に沖縄に行って、ちゃんと知らなくてはいけないと思った沖縄の事。上陸作戦というものがどれだけ凄まじいものなのか、そのとき平和記念公園の資料館を訪れてわからないなりに、いろいろ知る事ができました。
那覇の桜坂劇場でパンフレットをみかけて気になっていた映画『ひめゆり』が大阪の七藝で上映している事をしってきってきました。私はひめゆりに対しては、戦争の犠牲になった悲しく美しい少女たちというイメージくらいしかありませんでした。

悲しすぎたらどうしよう。。。と、ちょっと怖がりながら見に行きました。知って悲しくなっても、やはり知らなくてはいけない、消えてしまってはいけない歴史。

映画はアジア・太平洋戦争末期の米軍の沖縄上陸作戦まっただ中に陸軍野戦病院の看護に動員された15歳~19歳の学徒たち『ひめゆり』の生存者の方の語りで構成されたドキュメンタリーです。

作られたお話や演出された映画ではない、偽善でもない、ひめゆりの中で生き残って、おばぁさんになった人たちの語り。
病棟になった鍾乳洞や自決しようとした海岸など、体験した現場で、心に傷を持っているのに、思い出すのもつらい事を語っている。
それはただ『悲しい映画』ではなく、おばあさん達の現実で人生で、今もたくさんのことを背負い込んでいながら、使命であるように語る姿はとても強くて、重くて、すべてで。。。
事実であることがショックで、でも本当にあった歴史。だけど、過去ではなくおばあさんたちは今も生きているのです。

沖縄は日本本土への上陸を可能な限り引き延ばすため利用された。
地獄そのものの中で、人生がこれからという、うら若いひめゆり学徒隊のほとんどが亡くなった。
島民全体では4分の1の方々が亡くなった。

映像はないのに目を伏せてしまうような残酷なシーンの語り。
亡くなった友への心の奥底からの思い。
なくなった兵隊さんの遺体に感情がなっていた事に対する罪の意識。
自分だけ生き残ってしまったという事に罪の意識。
必死で生きるのに、自決した。それは自決の為に軍から手榴弾を渡されていて生きて捕虜になれば必ず辱めを受けた後戦車にひき殺される、あるいは股裂、にされると教え込まれ、捕虜として生き残ったら非国民で一家で差別を受ける、そう信じきっていたから。
国が見放した解散命令。それでも日本の勝利を信じていた。

書ききれないのだけど。。。あっとゆう間の130分。
「忘れたいこと」 を話してくれて、生き残ってくれてありがとう。
二度とこんなことが起こりませんように、いま世界のどこかで起こっている争いが一刻も早く終わるように。何もできないけど、この願いがどこかにつながりますように。平和であるから生きていけることに感謝して。

ちょっと休日

2008.08.04

080804_1219~0001平均気温37のアトリエでクーラーつけず制作に励んでおります。クーラーなしも慣れるもんで、扇風機もなしで時々吹き抜ける風が心地よければいいのです。そしてめっきりクーラー苦手度が上がって、外出すると寒くて仕方がない。他の人と寒さ暑さの感覚がずれてて、そんなに違うもんかとびっくりします。

『展示会が終わる8月頭にはのんびりしてるしー』なんて思ってなんとなく予定を入れてたら、いつの間にか約束バッティングさせてるし、家族と夕食に行ったり、土曜日は手染メ屋さんの6周年お祝い会(おいしいお料理とワインでした♪)、友人の展示会を見に行ったり。
人と会うと時間はあっとゆうまで、仕事が進んでなかったりで。相変わらずバタバタとしております。
そしてそして、今週はアトリエ引っ越し!!!気合いです。

日曜だった昨日はちょっぴり休日モード。
午前中は市役所前のフリマに誘われ2時間だけ出店。着古した服を100均でだしたら2500円売れました♪不要品も減って、大満足。

午後はアトリエで制作。

夕方からニュートロンでやってた足田メロウさんの個展に行っていました。前からファンなんですが、やっぱりステキ。最近ご本人さんとも顔見知りになれてうれしい。偶然山本太郎君もやってきて、近況報告なんかしてたらメロウさんもいらして、3人で少し話して。2人とも男で、作家活動してて、子供もいて。すごいなーー。
その後、自転車で京都アートセンターの明倫小学校前を通りかかったらおいしそうなお野菜が!(写真)毎月第四日曜の3時から6時くらいまで京北から減農薬野菜を売りにこられてるそうです。こんな都会のど真ん中の裏道で~。ピチピチ新鮮でお手頃です。思わずライブに行くってのに買ってしまいました。

そしてライブハウス磔磔へ。ドクロズをみにいきました。豆ずきん作家さん一押しで、知ったバンド。かわいこちゃん4人のバンドで、最近出たCDがとってもよかったのです♪もちろんライブも!!対バンのタコ社長も最高でした!!!
そのあと友人と木屋町の沖縄料理屋さんで一杯のんで。
たのしい休日の夜だったのでした。

愛宕山千日参り

2008.08.01

265e4286.jpg8月手づくり市出展します♪

1、5キロつけた今年の梅干し完成^^!
あとは熟成待ちです。

標高924mの愛宕山。「千日参り」は7月31日から8月1日にかけて夜な夜な山を登ります。オールナイトで登山♪ご来光を望む人もいるそうです。登って山頂の防火、鎮火の神、愛宕神社をお参りすると千日分お参りしたご利益があるそうです。よく見る有名な「火迺要慎」の御札を購入(寄付)して自宅の台所、厨房に貼ります。数え年で三歳までの子供が登るとその子は一生火難にあわないと言われてます。

で、今年で眞水が登るのは4年目。今年は10時半に登りだし、1時前山頂、お参りして、3時下山の4時間半コースでした。いつもより遅い時間に登ったにもかかわらず、たくさんの人が登っていました。
『おのぼりやす』『おくだりやす』とすれ違うたびに声を掛け合うのが楽しい♪年配の方が『ようお参り』と言ってくれるとうれしい。子供からおじいさんおばあさんまで登っています。
年々、慣れてきているようで、息も切れずいいゆとりもって登れました。
これがあって、夏を健康に乗り切れる感じがします。

蓮展京都展終了ー!

2008.07.31

adac68c4.jpg昨日最終日でした。
6時に慌ただしく搬出して終了。
おつかれさまでしたーーー!!

写真は左から、陶器の松島妙ちゃん、木彫りの遠藤真帆ちゃん、眞水、アクセサリーのmomoさん。
今回の展示会は企画、場所決め、メンバー集めは眞水で、搬入搬出店番販売はギャラリーの人でなくすべて自分たちでやりました。だから、なんだかいつもより達成感があるというか、ほんと4人の作品のある空間もステキで、それぞれの作品もほんと良くて、みんなで褒め合い(笑)、ステキな時間を過ごせました。

たくさんに方に見に来ていただき、また意外なつながりや、新しい出会い、懐かしい再会、などなどたくさんありました。ありがとうございました。
搬出後、なんだか寂しくなりましたが、蓮展これで終了ではありません!9月23日から鎌倉で巡回展なのです!!関東近辺のみなさまと初めてお会いできる時を、楽しみにしてます~~。ぜひぜひ、初秋のご予定に!

そんな搬出の日、朝早くから制作に集中した後、午後から念願の映画を2本みてきました。

百万円と苦虫
蒼井憂ちゃんがとにかくかわいいーーー。大好きです。
すーーっとっした存在感。仰々しくない等身大な主人公。弟くんとの距離。人気のある森山未来くんもはじめてかっこよいとおもいました。途中くすっと笑えたり、ほろりと泣けたり。ピエール瀧が不細工ちょっとショックーー。苦笑。
特に何ってあるわけでもなく、あっというまにエンディング。でも見終わってちょっとせつない、なにか気持ちのいい映画でした。

歩いても歩いても
『誰も知らない』の是枝裕和監督。
なんと言っても樹木希林ワールド!!あのナチュラルさ。
最高です。youも♪
原田芳雄さん、おじいさんになっても立ち姿が美しい!
予告で『家族愛』的なことを聞いてたので、こりゃ泣けるだろうなーとおもって見てたら、そうでもなく。樹木希林さんと家族とのやり取りに始終クスクス笑いつつ。でも家族だから素直になれなかったり、あえてうれしさを感情的に出せなかったり、言っちゃ行けない事言ったり、皮肉もあったり、血のつながりがあってもなくても、でも家族で。なんかそうゆう普通の感じ。
で、エンディング。ゴンチチの切ないメロディーとともに、涙が止まらずびっくりしました。ステキな映画でした。

やっぱ日本映画好きだなー!

蓮展、大雨ー!

2008.07.29

087544ad.jpg昨日、1時からの蓮展、店番のためにミズカさんに向かう途中、もうすぐ到着ーという所で集中豪雨。
四条河原町まで来てたのにそこからミズカさんまでの間で、自転車にのってたらもうグッショグショ。ありえないーーー。なんかもう笑えました。一応1時に遅れる訳にもいかないので、雨宿りせずなんとか到着。
その後も雨は降り続き、雷もひどいし。そんな中、来て下さったお客様方ありがとうございました。

まぁ、雨だし、平日だしで、のんびーりしてました。
蓮展用にと蓮の花をいただいたので行けてみました。
会場内のディスプレーの模様替え。そして撮影。ほんと、どの作品も大好きなので、ディスプレーも楽しい♪特に遠藤サンの木彫はいろいろ置き換えて楽しんでました。自分用にも悩みまくって蓮の蕾を抱いた仏様をいただくことに決めました♪
momoさんのアクセサリーも、つけまくって、Tシャツともコーディネート。
妙ちゃんの花器にも花を生けてみる。
持ってきたCDもかけてみる。チュラマナ、ハセケン、工藤礼子、AOKI,hayato。蓮展にお似合いですー。

ミズカさんで珈琲いただく。濃いめまったりなマンダリンがおいしい♪店主の荒井サンもとても楽しい方で、仲良くなれてうれしいー!

眞水Tも取り扱ってもらってるシサム工房さんに置いてある、かわいい真鍮アクセサリーと、おいしいパンと、すてきな陶器のあるお店ちせさんが遠藤サンの作品を見に来られて、初めてお会いできて感激。作品を先にしっていて、お人柄もしれるってうれしいものですね。

友人が来てくれてTシャツ買ってくれたり。知り合いに買ってもらうのってなんだかドキドキ緊張します。気使わないでーと言いながらも、Tシャツを気に入ってもらえてうれしいー♪

最後に先月展示会をしてたノキロの店主さんと、10月に恵比寿の三越で一緒に出展するキャンドル作家のヌリちゃん,器作家の渡邉英里子さんが来てくれました。蓮展閉店後、4人で岩盤浴♪三越の打ち合わせして、その後は飲みながら既婚者2人と独身2人の30女子でキャッキャとトークに花が咲く。いやー、30年も生きてるんだからそれぞれいろいろあるもんだ。

蓮展残す所、あと2日。明日6時までの開催ですー!
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蓮展に向けて

2008.07.19

080718_1623~0001Tシャツ制作の合間をぬって、蓮展に向けて製作中。
今回も風鈴を出そうと蓮っぽい短冊を描いてたら、どんどん脱線していってこんな風にできたんだけど、風鈴に合わない。かっこいいのになー。。。とおもって、Tシャツにしてみました。
眞水としては新鮮!?眞水っぽくない?どうでしょかー。ちょっとお花お花してない、渋いメのが着たいなぁと思ったんです。ちょっとハデかなー。もうちょっと試作してみましょう。

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。。。て、だから、蓮展なんだから蓮を描かなきゃなんだってばー。
薄手のジャージー生地のワンピ。膝丈です。後ろ姿もかわいいです♪蓮展出品予定。

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